この記事は、内容が古くなりPOSSWEBの実情に合わない部分が多くなってしまったため、ほぼすべての内容をリライトしています。ご了承ください。
こんにちは&こんばんは!
北海道札幌でホームページ制作のお仕事をしているPOSSWEB株式会社です。
今回のブログは、ホームページを制作依頼した場合の、進め方として「修正回数が決まっているのことのメリットとデメリット」について書きます。
先にお伝えしておくと、POSSWEBは「修正回数に上限を設けない」ことを基本にしています。何故そのような考えなのかについては、後ほど書きますので、どうぞ最後までお読みいただけると嬉しいです。
なぜホームページ制作会社はなぜ修正回数の上限を設けるのでしょう?
ホームページ制作は、企業や個人ブランディングに欠かせない要素となりました。しかし、プロジェクトが進む中で、どうしてもデザインの修正や調整が必要になることはよくあります。
そのときにホームページ制作会社は、「修正回数は◯回までですよ」と上限を設ける場合があります。ホームページの制作依頼においてそうした制約が出てしまうのは、低予算であったりタイトなスケジュールでの依頼であることが多いのですが、そうでないにしても時間は無限ではありませんので、決めるべきときはやはりどこかで決めねばなりません。
どのような事情にしろ、制作会社が修正回数制限を設けなければ成り立たない依頼も、やはり存在します。今回は、ホームページ・ウェブサイト制作に修正回数上限を設けることについて、どんなメリットとデメリットがあるのかを探ってみましょう。
修正回数の上限を設定することのメリット
「修正回数制限があると、思いどおりのデザインができないのではないだろうか?」
そんなふうに心配にもなりますが、依頼する側にとっても実はメリットがいくつか生まれます。
例えば、以下のようなことです。
メリット1:制作期間(納期)をコントロールできる
修正回数を制限することで、プロジェクトのスケジュールを明確にしやすくなります。このことは、無限に修正を繰り返す時間のロスを防ぎ、あらかじめ設定された期日(納期)を守ることにも繋がります。
超えてはいけないデッドラインを超える心配が減りますし、上手く行けば前倒しで納品される期待も持てます。
メリット2:コストオーバーを回避できる
修正の規模や難易度にもよりますが、デザイン修正には追加費用がかかる場合があります。修正に及ぶ範囲が当初見積もっていた作業量を超える場合は、制作会社としてもコストの見直しを迫られてしまいます。
ホームページのデザイン修正回数の制限があると、依頼する側にとっても予算のコントロールに役立ちます。
メリット3:品質の確保につながる
時間は、どんどん制作に費やされていきます。修正回数を抑え、重要な部分に集中することができることは、結果的に品質を高めることに繋がります。
度重なる修正で、無理に予定していた工程を短時間に圧縮していく必要に迫られた場合、納期に間に合わせることだけに気を取られてしまいます。あってはならないことですが、品質が怪しくなる危険性が高まります。
修正回数の上限を設定することのメリット
次に、修正回数に制限があることのデメリットを考えていきましょう。
デメリット1:柔軟性が乏しくなる
修正回数に制限を設けられた場合、依頼人としては、その段階ごとに「◯回までに決めなければならない」プレッシャーに襲われます。一方で、Web制作者としても、「限られた回数内でクライアントが満足する提案をしなければならない」プレッシャーに襲われます。
双方にプレッシャーがかかる関係の中で、制作者としても依頼人としても難易度が上がってしまい、思った結果にたどり着くのが難しくなることがあります。
デメリット2:満足度が低下する危険性
ホームページ制作を依頼する人が完全に満足する前に修正回数が尽きてしまった場合、依頼人としての満足度は低下する可能性があります。このことはWeb制作者側にも、少なからず歯がゆい思いを残します。
不満を残したまま、修正回数が来たので強制的に終了(あるいは強制的に次のステップに移行)というのは、あまりに悲しく残念な結果となってしまいます。
デメリット3:コミュニケーションの障壁
修正回数の制限があると、クライアントとデザイナー間のコミュニケーションが取りづらくなる可能性もあります。そのようなことにならないよう、事前のヒアリング等の準備はもちろん、制作過程でお互いの意思疎通をしっかりとしておかねばなりません。
制作回数を設けることは、高いレベルでコミュニケーション力を求められることでもあるのです。
POSSWEBのホームページ制作の場合
POSSWEBでは、デザインに入る前にはしっかりとお打ち合わせ・ヒアリングをし、抑えるべきポイントを掴み取ってからデザイン制作に入ります。これは、ご希望どおりのウェブサイトを完成させるために絶対必要なことです。
その上で、修正回数の上限は設けておりません。
修正回数を設けない理由は、POSSWEBとお客様の双方にとって無理がかからないリラックスした関係の中で、じっくりと制作に向き合いたいと考えているからです。
ホームページの修正というものは回数が増えるほど、どちらにとっても負担がかかる仕組みになっています。当たり前ですが、修正が生じるたびにお客様には確認の作業が、ポスウェブには制作の作業が発生します。お互いに大変ですね。
こうしたことから、できるだけ修正回数の上限は設置しないようにしています。
ただ、例外として以下のケースに当てはまる場合のみ、あらかじめ修正回数を含めてのご相談をさせていただくことはあります。その点はどうかご理解いただけますと幸いです。
POSSWEBで修正回数制限をご相談させていただくケース
- 制作予算が限られているため、制作費用を極限まで下げたいという場合
- ご依頼時の状況から納期までの制作日数期間が最低限必要な期間よりも短い場合
基本的に、上記以外は修正回数を設けない制作をしております。
詳細はご依頼時にも個別にご案内しております。
ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
このように、ホームページ制作における修正回数制限は、プロジェクト管理の観点からは非常に効果的である一方、クライアントとの関係構築やコミュニケーションにおいては慎重に考慮する必要があります。
修正回数を設定する場合においても、プロジェクトの性質やクライアントの要望に応じて、適切な修正回数を設定することが重要だとPOSSWEBは考えます。
修正回数を設けるかどうかは、制作会社やWeb制作者によっても違ってくるところです。あとから揉めないためにも、制作会社には依頼される前に確認しておかれると良いと思います。